*卵を抱く狛兎(三室戸寺) [社寺のうさぎ]

mimurodo1.jpg京都では「あじさいの寺」として知られる、宇治の三室戸寺。
写真は、その本堂前にある「狛兎」です。
狛犬のように“2体で1対”ではなく、これ1体だけ(向かい側に
は「狛牛」が鎮座している)というところや、まるでボウリング
の球のような大きな玉を抱えているのも珍しい。高さ150cm・
幅90cm(同寺のホームページより)と存在感たっぷりの巨大狛
うさぎさん。去年新しく創られたという御影石製のボディは、つ
やつやぴかぴかです。
mimurodo2.jpgこのうさぎさんの抱えている玉の穴に手を入れて、中にある卵形の石を(右の写真のように)立たせることができれば「願いが通じる」「昇運がつく」といわれているそうです(同寺のホームページより)。
この三室戸寺がうさぎにゆかりのあるお寺だなんて、まったく知りませんでした。そういえば所在地は「宇治市菟道……」。
ここも「莵道」(古くは「うじ
」、現在は「とどう」)とよばれる地域になるんですね。
さらにお寺のホームページによると、本堂の裏山に菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)のお墓といわれる古墳があったり、お寺所蔵の曼荼羅や文書に描かれた不動さん(月を人格化したアイコン)の足もとにうさぎがいっしょに描かれていたりするそうです。「花の寺」三室戸寺には、そんな神聖なる「うさぎ」が隠れていたんですね。

▼ 莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)って…?
 *宇治と莵道とうさぎ http://usa-ch.blog.so-net.ne.jp/2011-01-24
 *うさぎの皇子さま  http://usa-ch.blog.so-net.ne.jp/2011-01-25

(!)このサイトの企画および、画像・文章などのデータは、森うさぎの著作物です。
 無断転用は禁止します。必ず事前にお問い合わせください。


にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へにほんブログ村 うさぎブログ うさぎ情報へ
にほんブログ村
------------------------------------------------------------------------------------------------




nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。