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*八大神社の卯みくじ [社寺のうさぎ]

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八大神社の十二支(卯)おみくじは可愛い!と聞いていたのですが(写真上・中央)。
先日ようやく検証に行くことができました。くるくる巻いたおみくじの小さな筒を大事に守っているかのような、木彫りのうさぎ根付け。手彫りらしく、1点1点、顔やからだつきがちがいます。

0626a.jpgわたしが選んだのはこのコ。
どこか所在なさげにも、寂し
そうにも見える表情に惹かれ
ました。ちょっとミスマッチ
な蛍光ピンクのストラップも
可愛い。
ところで八大神社といえば、
吉川英治の小説『宮本武蔵』
の舞台となったことでもよく
知られています。
「一乗寺下り松」と呼ばれる
この一帯は、若き日の武蔵が
吉岡一門と決闘した場所とさ
れ、今もその碑や四代目の松
(写真上・左)が参道に立っ
ています。

そんな男のロマンあふれる、武蔵ファンの聖地に、「可愛い」がはびこっていいのでしょうか(笑)。
いつもは武蔵にちなんだ勝運祈願の絵馬が並ぶ本殿にも、今年は可愛い卯年の絵馬がいっぱいです(写真上
・右)。12年に1度のことだもの。許してもらいましょうね。
うさぎ好きにとっては、今年のうちにぜひ詣でておきたいところ。近隣には詩仙堂、圓光寺といった名刹もあります。車で行くなら、さらに先の山頂に建つ(交通安全、自動車祈祷で有名な)狸谷不動院にもぜひ。

そして一乗寺うさぎ狩りのもうひとつのお楽しみ。和菓子処「一乗寺中谷」さんの豆乳プリン。
器は何種類かあり、時期によっても変わるそうですが、こんなうさぎ柄に出逢えればラッキー。
店内でほっこりお茶しながらいただくこともできます。

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持ち帰った器を洗って伏せると、
思いがけず底に「福」の字が。


 ▼ 八大神社ホームページ
 http://www.hatidai-jinja.com/index.html


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*気を吐くうさぎ(地主神社) [社寺のうさぎ]

js1.jpgjs2.jpg京都観光のメッカ清水寺内の地主神社にも、こんな黄金のうさぎがいます。
打出の小槌を高くかかげた祭神・大国主命(オオクニヌシノミコト)の足もとで御幣をかかげて気を吐くうさぎ。
これは『古事記』にも登場する因幡の白うさぎですね。ワニザメに皮をはがれて泣いているところを助けられ、大国主命の恋の縁結びをした、あのうさぎ。雄々しい表情をきめていますが、どこかユーモラス。気合いを入れすぎてなにかしでかしそうな、トリックスターの雰囲気を感じさせます。

子どもの背たけほどもある、黄金色のうさぎ像。これと同じポーズの、小さい木彫りのうさぎを見つけました(写真右下)。おそらく黄金像のデザイン段階で立体見本として作られたものではないでしょうか。あまり目立たない場所に置かれ、ショーケース
越しに見ることしかできませんが、木のぬくもり感や手彫り風の味わいがとても好もしい。
いままで見過ごしていただけかもしれませんが、ちょっとうれしい発見でした。
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この地主神社、京都で最古の「縁結びの神さま」として、本殿前の「恋占いの石」と
ともに雑誌やテレビですっかりおなじみになりました。修学旅行生や若いカップルた
ちのココロをつかむ「恋に効く神社」の境内は、なかなかポップ。でも、本殿、拝殿、
総門ともに国の重要文化財です。 平成6(1994)年にユネスコの世界文化遺産にも
登録された、貴重な人類の共有財産です。
京都市による境内説明板には、創建は奈良時代以前、現在の社殿は徳川家光による再
建で「桃山時代の様式による華麗な建物」とあります。
鈴の緒がキュートに蝶むすびにされた朱塗りの本殿をあらためて見上げると、たしか
に極彩色の装飾がほどこされ、桃山時代、秀吉好みの絢爛豪華を伝えているよう。
拝殿には狩野元信(かのう・もとのぶ)筆の龍の天井画があり、授与所(おみくじや
お守りなどを授与する場所)として使われているのが申しわけないくらいです。
こんな歴史ある文化財や空間を、こんなにもカジュアルに観てふれて楽しめるなんて。
長いこと京都で生きてきましたが、今日はじめて京都を本当にすごいと思いました。



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*黄金のうさぎ(霊鑑寺) [社寺のうさぎ]

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 「鹿ヶ谷の妙見さんの、ちっさいお堂に、金ぴかのうさぎさんがいはった」というお話を近所の方
 からうかがって行ってみたら、たしかに、いはりました(いらっしゃいました)。
 鹿ヶ谷の妙見さんは、哲学の道からすこし東へ入ったところ、霊鑑寺(れいかんじ)というお寺の
 山門の脇にあります。不動さん(不動明王)と妙見さん(妙見大菩薩)が仲よくいっしょにお祀り
 されているという、その小さなお堂(写真右上)をのぞくと、畳を敷かれた居心地よさそうな空間
 のまんなかに、ぽつんとひとり金色に輝くうさぎさんがうずくまっておられます(写真左上)。
 なんだか不思議な光景です。お堂のまわりには、「開運厄除 卯 洛陽十二支妙見」の表札と「洛陽
 十二支 卯 妙見大菩薩」の赤いのぼりがあるいがいに説明書きも見当たりません。

 この霊鑑寺さんは後水尾天皇の皇女が開いたという、皇室とゆかりの深い禅尼寺で、回遊式の庭園
 や椿の花がきれいなのだそうですが、拝観は春と秋の期間中だけ。普段は門も閉ざされています。
 この金色のうさぎさんについてお寺の方に尋ねてみたところ、「洛陽十二支妙見」は御所から見て
 十二支の方角それぞれに(御所を守護するため)妙見宮をおいたもの。同寺は卯の方角(東)にあ
 たるので、「卯」の妙見宮としてうさぎ像をお祀りしているとのことでした。
 十二支妙見信仰は江戸時代からはじまったそうですが、一時期衰退し、近年復興されたそうです。
 この金のうさぎさんは、「信楽焼の作家さんに注文して特別に創っていただいたもので、なんとか
 今年の卯年に間にあいました」とのこと。昨年の12月、寅年から卯年への「引き継ぎ式」のさい、
 めでたく奉納されたそう。

 木像だとばかり思っていたら、焼き物(信楽焼)だったんですね。
 金箔をほどこされたのは、皇室ゆかりの寺の高貴さをイメージしたものでしょうか?そういえばフ
 ォルムと表情には、どこか女性的な趣きを感じます。
 ちなみにこの霊鑑寺さんのうさぎ像は、昨年の干支の虎像(道入寺さん)と同じ作家さんの作品だ
 そうです。妙見さんに干支の像を置くことをはじめられたのはまだ3年ほど前からだそうで、これ
 から毎年、新しい干支像が増えていくのが楽しみですね。

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*干支のうさぎ飴(三室戸寺) [社寺のうさぎ]

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 お正月に三室戸寺で見つけた「干支あめ 卯」。たとう包みを開くと、裏はおみくじになっています(写真
 中)。包まれていた干支あめは、いがいにポップなピンクと白の棒つきうさぎでした(写真右上)。
 ピンクのモールがキュッと巻かれたラッピングが可愛くて、このまま飾っておきたいかんじですが、写真
 を撮るためにちょっと袋から出してみました(写真右下)。しかけも中身も可愛くておもしろく、小さい
 子にも喜ばれそう。
etame4.jpg 大人なら…ココアやコーヒーなど、熱い飲
 みものにポチャンと浸して、棒でくるくる
 かきまぜて溶かしながら味わうのはいかが
 でしょう?

 ▼ 三室戸寺に関する過去の記事
  *卵を抱く狛兎(三室戸寺)

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*卵を抱く狛兎(三室戸寺) [社寺のうさぎ]

mimurodo1.jpg京都では「あじさいの寺」として知られる、宇治の三室戸寺。
写真は、その本堂前にある「狛兎」です。
狛犬のように“2体で1対”ではなく、これ1体だけ(向かい側に
は「狛牛」が鎮座している)というところや、まるでボウリング
の球のような大きな玉を抱えているのも珍しい。高さ150cm・
幅90cm(同寺のホームページより)と存在感たっぷりの巨大狛
うさぎさん。去年新しく創られたという御影石製のボディは、つ
やつやぴかぴかです。
mimurodo2.jpgこのうさぎさんの抱えている玉の穴に手を入れて、中にある卵形の石を(右の写真のように)立たせることができれば「願いが通じる」「昇運がつく」といわれているそうです(同寺のホームページより)。
この三室戸寺がうさぎにゆかりのあるお寺だなんて、まったく知りませんでした。そういえば所在地は「宇治市菟道……」。
ここも「莵道」(古くは「うじ
」、現在は「とどう」)とよばれる地域になるんですね。
さらにお寺のホームページによると、本堂の裏山に菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)のお墓といわれる古墳があったり、お寺所蔵の曼荼羅や文書に描かれた不動さん(月を人格化したアイコン)の足もとにうさぎがいっしょに描かれていたりするそうです。「花の寺」三室戸寺には、そんな神聖なる「うさぎ」が隠れていたんですね。

▼ 莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)って…?
 *宇治と莵道とうさぎ http://usa-ch.blog.so-net.ne.jp/2011-01-24
 *うさぎの皇子さま  http://usa-ch.blog.so-net.ne.jp/2011-01-25

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