*龍馬うさぎ(進々堂) [アートなうさぎ]

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今年(卯年)の元旦は街の店頭で、迎春ポスターにもたくさんのうさぎの姿が見られましたが…。
なかでも個性的だったのが、これ。 ベーカリーショップ進々堂さんの「龍馬うさぎ」です(写真右)。
「みみまでうまいぜよ」のコピーをつぶやく龍馬うさぎの耳は、フランスパンになっています。
よく見ると、紋付の家紋までうさぎになっていて、芸が細かい(写真左下)。

さてこの進々堂さん、現在市内7か所にベーカリーレストラン・カフェを、デパ地下など6か所にベーカリーショップを展開する、京都ではおなじみの老舗パン屋さんです。
あらためて同店ホームページの会社案内を見てみると、創業は大正2年(1913)だそう。
創業者は聖書と近代思想を学んだクリスチャンで「パン造りを通して神と人とに奉仕する」という志のもとに進々堂を開業されたそうです。日本人として初めてパリへパン留学し、帰国後、日本で初めてフランスパンを製造販売したのもこの方だったんですね。
パリから帰った店主がドイツから輸入した窯で焼く“日本初のフランスパン”は「西欧文化の香りを求める当時の京都の人々から絶大な支持を得て…(同店ホームページより)」とあるのも、とてもよくわかります。京都人は日本古来の文化をかたくなに守る人々と思われがちですが、じつはとても新しいもの好き、ハイカラな食べ物が大好きなのです。京都では年配の人たちもいがいにパン好き、コーヒー好きが多く、そして昔からの美味しいパン屋さんやカフェも多いのです。そんな京都のハイカラ好き、パン文化の基盤を築いたのが、この進々堂さんの初代店主だったんですね。
そういえばこの初代店主と坂本龍馬、時代の先駆者として似ているなあと思うのはわたしだけでしょうか。

そして、龍馬うさぎの耳に使われているフランスパンも、ただものではありませんでした。
「フランス産小麦を使ったバゲットコンクール」で準グランプリを受賞した「レトロバゲット1924」。
「芸術の良心なしに このパンを味わう難し」と語る、初代店主の熱き想いを今に伝えるフランスパンです。

【記事の参考にさせていただいたサイト】
*進々堂 ホームページ:会社案内、レトロバゲット“1924”

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